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取り分け献立とは?子供と大人を同時に作る方法

子供用と大人用、毎日2品作っていませんか。「子供はカレーが食べられないから別に作って…」「味が濃いから子供用は薄くして…」と、気づけば夕飯の支度に1時間以上かかっている。しかも2品作り終えた頃には、子供が眠くてグズり始める。

そんな状況を解決するのが「取り分け献立」です。大人の料理を作りながら、同時に子供分も用意できる。手間は1品分なのに、テーブルに出せるのは2人分。この記事では、取り分けの基本から年齢別のコツ、実践できる献立例まで詳しく解説します。

今すぐ使える!取り分けの基本3ステップ

難しく考える必要はありません。取り分けはこの3ステップで完結します。

  • ステップ1:食材を大きめに切る:大人用のサイズで切り、子供用は盛り付け前に小さく切るか、やわらかく煮た後でほぐす
  • ステップ2:調味前に子供分を取り出す:塩・醤油・みりんなど調味料を加える前に子供用を別皿へ移し、薄味で仕上げる
  • ステップ3:子供用に少し手を加える:食べやすい大きさに切る・つぶす・細かく刻むなど、子供の月齢・年齢に合わせて仕上げる

これだけです。新しいスキルを習得する必要はなく、今までの料理プロセスに「取り出す」という動作を一つ加えるだけです。

取り分け献立とは何か

取り分け献立とは、大人と子供で共通の食材・調理過程を使いながら、仕上げの段階で子供向けに味・大きさ・食感を調整する料理スタイルです。

従来の「幼児食」という概念では、子供用に別メニューを一から用意することが多くありました。しかし取り分けは、大人の料理の延長線上で子供分を作ります。「料理を2回作る」のではなく「1回の料理で2人分を仕上げる」イメージです。

取り分け献立の主なメリット

  • 調理時間が大幅に減る:2品作っていた時間が半分以下になります。材料を切る・火を使う工程が1回で済むため、平日夕方の時間的プレッシャーが和らぎます
  • 食材ロスが減る:子供用と大人用で別々に買わなくて済むため、使い切れない食材が減ります。特に野菜は1袋で両方に対応できます
  • 子供が大人と「同じもの」を食べる経験になる:「これ、パパと同じ?」という感覚が子供の食への関心を高めることがあります。特に3歳以降、大人と同じ食卓を共にすることへの喜びを感じる子供が増えます
  • 献立の幅が広がる:「この料理は子供が食べられないから…」と候補から外していたメニューが、取り分けで対応可能になります

取り分けに向いている料理・向いていない料理

取り分けはどんな料理でも使えるわけではありません。向き・不向きを把握しておくと、毎日の献立選びがスムーズになります。

取り分けに向いている料理

  • 煮物全般:肉じゃが・筑前煮・ひじき煮など。煮込む前に子供用を取り出し、やわらかく煮てから盛り付けるだけです。じゃがいもはつぶすと食べやすくなります
  • 炒め物:野菜炒め・チャプチェなど。味付け前に子供用を取り出すか、調味料を加えた後で少量を別皿へ。薄味で仕上げます
  • スープ・汁物:みそ汁・コンソメスープなど。味付け前に取り出して水や出汁で薄めるだけ。具材を細かく切るか取り出して刻むと食べやすくなります
  • 丼もの(タレ別添え):親子丼・そぼろ丼など。タレを後からかける形にして、子供分はタレの量を調整します
  • パスタ・麺類:ミートソース・和風パスタなど。ソースを作る前にシンプルバージョンを取り分けるか、後から少量取り分けて子供向けに仕上げます

取り分けに向いていない料理

  • 辛い料理:カレー(大人用スパイスカレー)・キムチ料理・エスニック料理など。子供用には市販の子供向けカレールーを使うか、完全に別で作る方が安全です
  • 生もの:刺身・生卵・なめろうなど。加熱が必要なため取り分けの対象外です
  • 味が濃くて分離が難しいもの:佃煮・味噌漬けなど。最初から塩分が強いものは取り分けが難しいです
  • 硬い食材が中心のもの:ステーキ・固い根菜の素揚げなど。子供向けに食感を変えるのが難しい場合は別調理が必要です

年齢別の取り分けポイント

取り分けのやり方は、子供の年齢によって変わります。発達に合わせた調整が、食べてくれる確率を上げます。

1〜2歳:やわらかく・細かく・薄味が基本

離乳食完了期〜幼児食移行期です。奥歯がまだ十分に発達していないため、食材はやわらかく煮ることが優先です。大人用よりも長めに加熱するか、電子レンジで追加加熱すると食感が柔らかくなります。

味付けは大人の半分以下を目安にしてください。醤油・塩・みりんを控えめにするだけで、素材の旨みで十分においしく食べられます。食材サイズは5mm〜1cm角が目安です。

避けるべき食材:はちみつ(腸内環境リスク)、生魚・生卵、硬い豆類・ナッツ、こんにゃく(誤嚥リスク)

3〜4歳:大人と近づけながら食体験を広げる時期

奥歯が生え揃い、食べられるものが一気に広がる時期です。食材サイズは1〜2cm角に広がり、やや歯ごたえのある食感にも慣れてきます。

この時期は「新しい食材との出会い」が大切です。少しずつ食べたことのない野菜・食材を取り分けに混ぜてみましょう。嫌がっても責めず、テーブルに並べ続けることが大切です。

味付けは大人の70〜80%程度まで近づけられます。ただし塩分過多は腎臓に負担をかけるため、薄味を基本にしてください。

5〜6歳:ほぼ大人と同じ食卓へ

多くの食材・料理スタイルに対応できるようになります。取り分けの「調整」は最小限で済む時期です。基本的には大人と同じ料理を同じ食卓で食べられます。

辛さ・渋み・苦みへの耐性も少しずつついてきます。「辛いものは大人から」という感覚を持ちながら、少量ずつ挑戦させてみると食の幅が広がります。

この時期に「食べられるものが増えた」という成功体験を積み重ねることが、小学校以降の偏食改善にもつながります。

実践!取り分け献立例5パターン

パターン1:肉じゃがの取り分け

鍋に水・出汁・砂糖・みりんを入れ、肉・じゃがいも・にんじん・玉ねぎを加えて煮込みます。やわらかくなった段階で子供用を取り出し、醤油を加える前に小さく切るかつぶして完成。大人用は醤油を加えて仕上げます。じゃがいもをつぶすとポテトサラダ風にもなり、子供が喜びます。

パターン2:野菜炒めの取り分け

豚肉・キャベツ・もやし・にんじんを炒め、ある程度火が通ったところで子供用を取り出します。子供用には塩少々と少量の醤油で薄めに仕上げ、大人用はオイスターソース・醤油・ごま油でしっかりした味に。調理時間は変わらず、子供用に食材を取り出すだけです。

パターン3:みそ汁の取り分け

出汁を取り、豆腐・わかめ・玉ねぎなどを入れて温めます。みそを溶かす前に子供用の汁と具を別の器へ。子供用は出汁で薄め、少量のみそを溶かして完成。大人用は通常の濃さで仕上げます。「みそ汁だから取り分けできない」と思っていた方も多いですが、実は最も取り分けやすい料理のひとつです。

パターン4:親子丼の取り分け

鶏もも肉・玉ねぎを出汁で煮て、半熟卵でとじます。味付けをする前に子供用の具材を取り出し、少量の醤油・みりん・砂糖で薄めに味付けして卵でとじます。大人用はしっかりした甘辛だれで仕上げて完成。どんぶりに盛ると食べやすく、野菜嫌いの子供でも玉ねぎを食べてくれることが多いメニューです。

パターン5:ミートソースパスタの取り分け

玉ねぎ・にんじん・ひき肉を炒め、トマト缶を加えて煮込みます。塩・砂糖で味を調える前に子供用を取り出し、薄味に仕上げます。大人用はウスターソース・赤ワイン・塩こしょうでコクを加えて完成。野菜を細かく刻むことで、野菜嫌いの子供でも気づかずに食べてくれます。

まとめ:取り分けを習慣にすると、毎日の夕食が変わる

取り分け献立は、一度コツをつかむと毎日の夕食準備が大きく変わります。「子供用を別に作らなければ」というプレッシャーがなくなるだけで、献立の選択肢が広がり、料理の時間も短くなります。

最初から完璧にやろうとしなくて大丈夫です。今日の夕飯で1品だけ取り分けを試してみる。それだけで十分なスタートです。慣れてくれば、自然と「この料理は取り分けできる」という感覚が身についてきます。

毎日の献立を考えることと、2品作ることの両方で消耗している方へ。取り分けはその両方をまとめて解決できる、シンプルで強力な方法です。


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